呼吸音

あの頃は 何にも見えないで
触れないで 息さえまともに出来ずにいた

君は そんな人工の暗闇の中から
僕を救い上げてくれたひと

これからも 出来ればずっと
一緒にいてくれませんか?

泣き場所は例え違っても
一緒に笑ってくれませんか?

聞かせて欲しい 君の鼓動を
時々そっと 深呼吸して
見つめて欲しい

今はもう
抱えた荷物がどんなに重くても
全て投げ出してしまうほど
僕は弱くない

背負うものが大きければ
その分だけ力持ちになれるんだ

でも覚えていて
ねぇ 今でも君が隣にいるから
強くあれる気がするよ