ああそれは まるで水のようだ
少しだけ僕のぬくもりに触れて あとは流れていく
だけどいつまでも 濡れたまま乾かない

手を開いて 閉じて つかまえようとしたのは あの頃だけ
いつの間にか 知ってしまった

目に見えるのに かたちのないもののこと
目に見えない 君の心のなかのこと

教えて教えて 知っているのにわからないこと
増えるばかりで 溺れて沈んでしまいそうだ

広い広い 僕の心のなか
それは まるで 君という水で満ちる 海のようだ